宙を彷徨う手

2002年7月5日
久しぶりの日記更新です。
なんだか、気が付かないうちに4800ひっと・・・
ありがとうございますm(__)m

今日は、珍しくちょこっと早めの帰宅。
いそいそと電車に乗り込み、席に座って本を読んでいました。

すると、なんかチラチラと目の前を何かが動く気配。
フッと見上げると、立ったまま居眠りこいてる中年男性。
足がガックンガックンして、揺れ方によってはこっちに倒れてきそう。
つーか、スデに私の足にガツガツ当たってるんだってばさ。

やだなー。
若い女の人(もしくは美男子)なら、倒れてこられても耐えられようモンだけど、こんな汚いオッサン(→失礼)が倒れてきたら・・・(-ω-;)ウーン


何を考えてるんだか、片手だけでつり革を持ち、空いてる片手はズボンのポケット。
比較的空いている車内で、まるで安定感ナシ。
実際、電車の揺れが激しくなって、3度も前に倒れこんできました。咄嗟にどこを掴むかってーと、私の肩だったり、私が持ってる本だったり、ななめに倒れるときは隣の男性の肩だったり。
もー迷惑だし腹立つし。
でも私が席を移動するのもなんか腹立たしい。
倒れこんでくると、「すみません」と謝るが、再び寝るオヤジ。

そんなに眠けりゃ家で寝て来いよ。
謝ればそれでイイと思ってンの?
人に迷惑かけてまで居眠りすんなよ。

と何度も口をついて出そうになるけど、耐える。
臨床で、何度か「急に眠くなって、倒れて寝てしまう」っていう症状の病気があるって聞いたことあるし、そういう人だったらカワイソウ・・・とか思ったりして。でも席を譲る気も出てこなかったし、こんな日記で怒ってるくらいだから、まだ修行が足りてないんですけどね(笑)

片手のみで手すりを持ち、もう一方はポケットに入れつつも、どこかで人は安定感を求めるモノらしく。
ポケットに入れた手が、ときどき出てきては。
宙を彷徨うんですねー。
彼の周囲にいる人(私を含む)は訝しげな視線を投げかけますが、彼は寝ているので気がつきません。
左右前後、手が彷徨う彷徨う。
彼の後ろに立ってる男性の髪の毛をつかもうとしたり、そりゃもういろいろ。

降りる1コ手前の駅に着いたとき、もう限界だこの人、と思い、「座ったらいかがですか?」と言おうとした瞬間。
彼の隣に立っていた男性が、オヤジに向かって空いた席を指差し
「座りなさい」
と一言。

その男性、たぶんオヤジより若い方みたいでした。でも命令口調でしたね(笑)
しかーし。
オヤジがやっと腰を落ち着けるのかと思いきや、オヤジは電車から降りてしまいました。
あれだけ寝ぼけてて、彼の目的地がホントにそこだったのかは甚だギモンです。

まぁ、知ったこっちゃないですけど(やっぱり修行不足)

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