東京タワー

2005年2月23日 映画
公開されたときからずーーーっと観たかったけど、
ジャニーズファンの子たちの波が引いてからにしようと思ってるうちに
小さい映画館でしかやらなくなってしまった・・・。

ホントは日比谷で観たかったけど、仕方なく銀座シネパトスで観ました。
ち、小さいよぅ、スクリーン。

黒木瞳も岡田くんも美しい。美しすぎる。
寺島しのぶってどーよ、と思ってましたが、あれはあれでイイ。
松本潤もかっこいい。

いろんなトコで言われてますが、ジャニーズが出る映画やドラマも、
ホント変わってきましたね。
昔はアイドルが出ている作品と言えば、
ファンでなければ(あっても?)
観るに耐えない内容でしたが、今はアイドルのファンって
わけでなくても十分鑑賞できる、モノが多いですよね。
演技上手いコがほとんどだし。
(あ、「模倣犯」に出てた男の子の演技はひどかった。あれは例外。)

で、肝心の映画ですが、美しいシーンのオンパレードでした。
東京タワーがあんだけでっかく見えるマンション、家賃は幾らするんだろうか・・・。ていうかそもそも分譲か。

オシャレ〜な店、服、部屋しか出てきません。

原作を知る友人曰く、「原作とは全然違う」とのことですが、
汗臭さとかは全く無縁の世界が展開されてて、
この生活感の無さを、(←別に悪い意味で言ってませんよ)
製作者が意図して表現したのかどうかはわかりませんが、
私は、「ああ、江國香織の世界っぽいなぁー。」と思いました。
製作者が捕らえた、江國香織のイメージがもうコレなんだな、やっぱ
そうか、というか。

あ、あと、笑っちゃうくらいの修羅場が連続してました。
えっと、特に面白かったのは
松本潤演じるコウジくんが、バイト先にて
1.高校時代に、自分が手ぇ出した人妻の娘(←しかも娘とは同級生)と
2.現在付き合ってる人妻と
3.同じく現在付き合ってる彼女(だいたい同い年くらい)
が、自分を含めて一同に会している。

というのが最高でした。
私が彼(コウジくん)だったら、
「わー」とか言いながらその場から逃げ出したいですね。

よくこんな修羅場思いつくな、江國香織。

ってソコに感動してどうする。と自分に突っ込みを
入れたくなりましたが、とにかく面白かったです。

原作読んでみようかな、今度。

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