画像探したけど無かったので、主演のジム・キャリーの写真で。

よみうりホールの試写会にて、鑑賞してきました。

ジム・キャリーの演技が好きなので、楽しみにして行きました。

彼の表情筋はすごい!どうやったらあんなに動かせるのか。
と思うのですが、今回はそんな表情筋の活躍より、
シリアスなほうが多かったかな。
元々、ジム扮するジョエルはどちらかと言うと大人しい性格。
コメディーのときのおかしな顔ではなく、伏目がちだったり、
悩んだり泣いたり、悔しがる・・・といった表情ね。

「僕は退屈な男だからね。話の種なんかないのさ」

ジョエルが、恋人にも、そうでない人にも何度となく言うセリフ。

ケイトウィンスレット演じるクレメンスタインと別れ
傷ついている彼は、あることをきっかけにこう考える。

「別れを悲しみ、苦しむ代わりに、彼女との記憶を消したい」

彼の消したい記憶の中身。

彼女との日々、彼女の全てを自分から消したい。
彼の記憶の中で、彼はちっとも「退屈」なんてしていなかった。

そもそも、本当に退屈な日々だったら、記憶から消す必要もなかったはずだ。

でも彼は望んだ。「記憶を消したい」

私は、どこかで聞いた言葉を思い出しました。

「人は、自分が捨てたと思っているものに実は捨てられながら生きているのさ」。

そんな言葉がピッタリとハマる映画でした。

ストーリーもそうだが、映像も面白い。
ほとんどのシーンは「ジョエルの脳内・記憶」、ということになっているので基本的になんでもアリ。
部屋のベッドで寝ていたと思ったら、いきなりベッドごと海に
いたり、海水と砂浜が家を壊していったり。
ジョエルの幼い頃のシーンがお気に入り。その時の彼の演技も含め。

脇役陣も、演技の下手な人はいなくていい。

あ、キルティン・ダンストって、スパヂダーマンの赤毛よりも
金髪が断然似合うひとなんだなぁと思いました。カワイイ。
唯一、イライジャ・ウッドの役は・・・アレ自体無くてもよかったのでは?と思うような取っ手つけたような役どころですなあ。

ああでも、彼がジョエルに、自分の気持ちに気づかせるきっかけを
作ったとでも解釈できる、かな?

どうだろ。

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